「銘柄分析を使いこなす」について説明します。
銘柄分析をするためには、そのための知識は最低限必要です。
以前に必要な知識は説明しましたので、今後は本格的に銘柄分析の方法について説明します。
銘柄分析の方法や難易度は投資スタイルによって違います。
今回説明するのは、銘柄の探し方、スタイル別の銘柄分析の概要、分析力を上げる取り組み方を説明します。
スタイル別の銘柄分析の詳細については、今後少しずつ説明します。
銘柄を探す前に、まずは自分の投資スタイルを決める必要があります。
「投資スタイル」の動画で、投資スタイルの欠点・利点で説明したように、自分が取れるリスクと求めるリターンから投資スタイルを決める必要があります。
投資スタイルは1つに絞る必要はないですが、スタイルによって分析方法が違うので、多くのスタイルを取ると分析方法の習得が大変です。
初めは1つに絞って、できるようになったら少しずつ増やすのも手です。
投資スタイルを決めたら、実際に銘柄を探します。
銘柄の探し方にルールはありません。
チャートやテクニカルが良さそうなので分析しても良いですし、スクリーニングして自分に合うスタイルに合いそうな銘柄を絞り込んでも良いですし、雑誌や他の方がお勧めしている銘柄を分析して自分のスタイルに合うか見るのも良いです。
「売買の理想的なトレンド」の動画で説明したように、投資するためにはファンダメンタルだけでなく、トレンドも必要です。
銘柄分析ではファンダメンタルでの絞り込みですので、ファンダメンタルを調べておいてトレンドが良くなるのを待つか、トレンドが良い銘柄のファンダメンタルを調べるか、偶然どちらも良い銘柄に出合うかしかありません。
探しやすい方法で探せば良いのですが、探し方によって見つかる状況も違いますので、どの状況の銘柄を探すかによって探し方も変わります。
何らかの方法で探す候補ができれば、ファンダメンタルを確認します。
一目でその銘柄のいろいろなファンダメンタルが把握できる方が便利です。
「決算短信のサマリー情報」の動画で利点・欠点も含めて説明しましたが、決算短信のサマリー情報、会社四季報、ファンダメンタルを把握できるwebサイトなどがあります。
それらを使って会社のファンダメンタルを見て、投資スタイルに合うか確認する必要があります。
これから説明するのは、私が普段やっている分析であり、私が投資する上で最低限必要と思う分析だけ説明します。
まず、基本的に銘柄分析は3段階に分けて分析します。
第1段階の分析は投資スタイルに合うか確認して、投資候補にすることができる銘柄を絞り込みます。
この時に決算短信のサマリー情報などファンダメンタルを一目できるものを使います。
第2段階の分析は業績を詳細に分析します。
第3段階の分析は業績をもっと詳細に分析したり、第1段階、第2段階の分析で挙がった疑問点を解決したりします。
ただし、投資スタイルによっては3段階も行わなくて良いこともあります。
各投資スタイルの分析方法は後で1つずつ説明しますので、スタイル別の銘柄分析の概要だけ説明します。
インカム投資は、第1段階の分析として、投資スタイルに合うか確認、業績の確認、財務の確認を行い、トレンドの確認を行えば、投資対象にすることができます。
後でインカム投資の銘柄分析で説明しますが、インカム投資の中に毎年増配が見込めるインカム投資があり、それはインカム投資の第1段階の分析だけでなく、第2段階の分析、第3段階の分析でKPIを伸ばす投資ができているかを中心に分析する必要があります。
割安株投資は、第1段階の分析として、投資スタイルに合うか確認、業績の確認、財務の確認を行い、トレンドの確認を行えば、第1段階の分析は通過です。
割安株投資に業績バリューと資産バリューがありますが、資産バリューは、第2段階の分析として、直近の業績が悪い方向に変化していないか確認を行えば、投資対象にすることができます。
業績バリューは、第2段階の分析、第3段階の分析でROEがどれぐらいになるかの予想を中心に分析する必要があります。
成長株投資と割安な成長株投資は、第1段階の分析から第3段階の分析まで行う必要があり、第3段階の分析では、業績の予想から疑問点の解決まで徹底的に行います。
このように分析を行うことで、インカムの利回りなり、業績なり、資産なりに魅力があること、財務的に不安がないことがはっきりするので、投資対象として候補になります。
そのような魅力があるので保有する理由があり、短期的に株価が下がっても不安にならずに自信を持ってホールドすることができます。
株価はどうしても短期的な株価の上下はありますので、それに振り回されていたら良い結果は得られません。
短期的な動きに動揺することなく、どっしりと構えて、狙った利益を待つのが株式投資において重要なことです。
次は分析力を上げる取り組み方を説明します。
各投資スタイルの分析方法は後で1つずつ説明しますが、分析と聞くと難しいイメージを持つ方が多いかも知れません。
分析のために知識は必要ですし、その知識を使って実際に分析しながら慣れる必要があり、一朝一夕でできるようにはなりませんので、難しいイメージを持つのかも知れません。
そのために、投資をしている人でもしっかり分析できている人は少ない状況です。
もし分析ができるようになれば、多くの人が見えていない会社の状態が自分には見えるようになり、投資において人より有利になります。
人よりも有利に投資を行うためには、努力して分析できるようになる必要があります。
はっきり言えば、知識は必要ですが、あとはコツを掴んで慣れることで、誰でもできるようになります。
数学は公式覚えてもその公式の使い方を知らないと問題が解けませんし、解法のパターンを知らないと問題が解けません。
銘柄分析も同じで、知識として覚えることを覚え、その知識を使っていろいろなパターンに触れて慣れる必要があります。
始めは難しく感じると思いますが、慣れるとどこに着眼すれば良いか、その状態でどのようなことが推測できるか、どこを確認すれば疑問点が解消できるかなど、会社の善し悪し、分析で気を付ける所など、初めて見る会社でもわかるようになります。
初めはわからなくても、銘柄分析に触れて慣れることが大切です。
初めは英語がわからなくても、聞いていると少しずつわかるようになるのと同じで、銘柄分析もわからなくても少しずつ触れたり、分析できる人の意見を聞いたり、分析できる人の分析を見様見真似でやってみたりすることで、少しずつ慣れてできるようになります。
正しい分析方法で勉強し続け、挫折せず分析を続けることで努力は報われます。
分析力は一生使える力であり、人より有利に投資する力です。
ぜひ分析できる力を身に付け、楽しい株式投資をしてください。