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「ゼロから始めるファンダメンタル分析 業績の理解編」です。
私が銘柄分析のために習得すべきと思う内容を、銘柄分析の難易度に応じて考えた段級位です。
10級から順に練習すれば、だんだん銘柄分析の実力を付けることができます。
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今回の動画、業績の理解編では、段級位2級の四半期ごとの業績、セグメントごとの業績の推移から業績の傾向を理解、段級位初段の四半期ごとの業績、セグメントごとの業績から会社全体の業績を理解について解説します。
第2段階の分析では企業の本業の業績を中心に分析します。
営業外収益や営業外費用が会社の業績に大きな影響を与える場合は経常利益についても分析しますが、基本的に売上高と営業利益が業績を作っているので、それらについて確認する必要があります。
まずは段級位2級の四半期ごとの業績、セグメントごとの業績の推移から業績の傾向を理解について解説します。
3321ミタチ産業の四半期ごとの業績です。
売上高の季節的要因を確認します。
2023年は1Qが一番売上高は多く、次に2Q、それ以外の年は2Qが一番多くなっており、2Qが多くなる傾向があるようです。
2025年は2Qから大幅増収になっていますが、3Qよりも多くなっており、2Qが多くなる傾向は継続している可能性があります。
2022年は1Qが一番売上高は少なく、次に4Q、それ以外の年は4Qが一番少なくなっており、4Qが少なくなる傾向があるようです。
売上高の季節的要因としては、2Qが多く、4Qが少なくなる傾向があります。
売上高の推移を確認します。
2023年3Qまでは100億円以上の四半期がほとんどでしたが、4Qから2025年1Qまでは90億円台の四半期がほとんどになり、2Q以降は300億円前後に大幅増収になっています。
売上高の次は営業利益を確認しますが、営業利益は売上高に左右されるため、営業利益率の推移を確認します。
四半期ごとの営業利益率を計算すると、このようになります。
営業利益率の季節的要因はないようです。
営業利益率の推移は、2022年は4%台が多かったですが、2023年以降改善して5%台が多くなり、2024年3Q以降は3%台に下落して、2025年以降はさらに下落して2%台になっています。
3321ミタチ産業の四半期ごと、セグメントごとの業績です。
報告セグメントは国内事業部門と海外事業部門があり、売上高は国内事業部門が60%以上、営業利益は国内事業部門が70%以上を占めています。
四半期ごと、セグメントごとの営業利益率を計算すると、このようになります。
国内事業部門の売上高の季節的要因は、会社全体の業績と同じように、2Qが多く、4Qが少なくなる傾向があります。
売上高の推移は、2023年2Qまでは70億円以上が多かったですが、3Q以降は60億円台と一段低くなり、2024年3Q以降に50億円台とさらに一段低くなっていましたが、2025年2Q以降は大幅増収になっています。
国内事業部門の営業利益率の季節的要因は、会社全体の業績と同じように、ないようです。
営業利益率の推移は、2022年は6%台が多かったですが、2023年以降は改善して7%以上が多くなり、2024年3Q以降に6%台に下落して、2025年1Qはさらに下落して4%台、2Q以降は2%台になっています。
海外事業部門の売上高の季節的要因は、2025年は2Qが多くなっていますが、それ以外の年は3Qが多く、2022年は1Qや2Qが少なくなっていますが、それ以外の年は4Qが少なくなっており、季節的要因としては3Qが多く4Qが少なくなる傾向があります。
売上高の推移は、2022年は最大で35億円前後でしたが、2023年1Qから3Qは40億円前後に増え、4Q以降は35億円前後に戻りましたが、2025年から40億円前後に回復しています。
海外事業部門の営業利益率の季節的要因は、会社全体や国内事業部門の業績と同じように、ないようです。
営業利益率の推移は、2023年3Qまでは5%以上が多かったですが、4Q以降は3%前後に下落して、2025年2Q以降は4%台に回復しています。
次に段級位初段の四半期ごとの業績、セグメントごとの業績から会社全体の業績を理解について解説します。
先ほど四半期ごとの業績、セグメントごとの業績の推移から業績の傾向を挙げました。
会社全体の業績は各セグメントの業績を合わせたものなので、各セグメントの四半期ごとの業績を合わせると会社全体の四半期ごとの業績が理解できるはずです。
これを確認するのが四半期ごとの業績、セグメントごとの業績から会社全体の業績を理解することです。
実際の業績で説明します。
先ほど挙げた売上高の季節的要因は、国内事業部門は2Qが多く4Qが少なくなる傾向があり、海外事業部門は3Qが多く4Qが少なくなる傾向があり、会社全体では2Qが多く4Qが少なくなる傾向がありました。
わかりやすくするために、季節的要因で売上高が多い四半期は黄色、少ない四半期は青色にします。
これは国内事業部門の売上高は60%以上を占めており、国内事業部門の業績が会社全体の業績に与える影響力が大きいことで、会社全体の季節的要因が国内事業部門の季節的要因と同じになっていると思われます。
先ほど挙げた国内事業部門の売上高の推移は、2023年2Qまでは70億円以上が多かったですが、3Q以降は60億円台と一段低くなり、2024年3Q以降に50億円台とさらに一段低くなっていましたが、2025年2Q以降は大幅増収になっていました。
わかりやすくするために、2023年2Qまでは黄色、3Qから2024年2Qは青色、3Qから2025年1Qは濃い青色、2Q以降は濃い黄色にします。
海外事業部門の売上高の推移は、2022年は最大で35億円前後でしたが、2023年1Qから3Qは40億円前後に増え、4Q以降は35億円前後に戻りましたが、2025年から40億円前後に回復していました。
わかりやすくするために、2022年は青色、2023年1Qから3Qは黄色、4Qから2024年4Qは青色、2025年以降は黄色にします。
会社全体の売上高の推移は、2023年3Qまでは100億円以上の四半期がほとんどでしたが、4Qから2025年1Qまでは90億円台の四半期がほとんどになり、2Q以降は300億円前後に大幅増収になっていました。
わかりやすくするために、2023年3Qまでは黄色、4Qから2025年1Qは青色、2Q以降は濃い黄色にします。
売上高が多い順に濃い黄色、黄色、青色、濃い青色と好調・不調がわかるように色分けしました。
各セグメントの業績を合わせて会社全体の業績を確認します。
2022年は国内事業部門が黄色、海外事業部門が青色ですが、売上高は国内事業部門が60%以上を占めており影響が大きいので、会社全体の業績は黄色になっています。
2023年上期は国内事業部門も海外事業部門も黄色なので、会社全体の業績も黄色になっています。
3Qになると国内事業部門が青色になりましたが、海外事業部門は季節的に多い四半期で黄色の中でも多かったので、国内事業部門の落ち込みを補って会社全体の業績は黄色になっています。
4Qから2024年上期は国内事業部門も海外事業部門も青色なので、会社全体の業績も青色になっています。
2024年下期は国内事業部門が濃い青色、海外事業部門が青色なので、会社全体の業績も青色になっています。
2025年1Qは海外事業部門が黄色になりましたが、国内事業部門が濃い青色なので、会社全体の業績も青色になっています。
2025年2Q以降は国内事業部門が濃い黄色の大幅増収で会社全体に与える影響がさらに大きくなって、海外事業部門が黄色なので、会社全体の業績も濃い黄色になっています。
先ほど挙げた国内事業部門の営業利益率の推移は、2022年は6%台が多かったですが、2023年以降は改善して7%以上が多くなり、2024年3Q以降に6%台に下落して、2025年1Qはさらに下落して4%台、2Q以降は2%台になっていました。
わかりやすくするために、2022年は黄色、2023年から2024年2Qは濃い黄色、3Qと4Qは黄色、2025年1Qは青色、2Q以降は濃い青色にします。
海外事業部門の営業利益率の推移は、2023年3Qまでは5%以上が多かったですが、4Q以降は3%前後に下落して、2025年2Q以降は4%台に回復していました。
わかりやすくするために、2023年3Qまでは濃い黄色、4Qから2025年1Qは青色、2Q以降は黄色にします。
会社全体の営業利益率の推移は、2022年は4%台が多かったですが、2023年以降改善して5%台が多くなり、2024年3Q以降は3%台に下落して、2025年以降はさらに下落して2%台になっていました。
わかりやすくするために、2022年は黄色、2023年から2024年2Qは濃い黄色、3Qと4Qは青色、2025年以降は濃い青色にします。
営業利益率が高い順に濃い黄色、黄色、青色、濃い青色と好調・不調がわかるように色分けしました。
各セグメントの業績を合わせて会社全体の業績を確認します。
2022年は国内事業部門が黄色、海外事業部門が濃い黄色ですが、営業利益は国内事業部門が70%以上を占めており影響が大きいので、会社全体の業績は黄色になっています。
2023年1Qから3Qは国内事業部門も海外事業部門も濃い黄色なので、会社全体の業績も濃い黄色になっています。
4Qから2024年上期は国内事業部門が濃い黄色、海外事業部門が青色ですが、国内事業部門の影響が大きいので会社全体の業績は濃い黄色になっています。
2024年下期は国内事業部門が黄色になったことで、海外事業部門は青色で変わらずですが、会社全体の業績は青色になっています。
2025年1Qは国内事業部門が青色になったことで、海外事業部門は青色で変わらずですが、会社全体の業績は濃い青色になっています。
2025年2Q以降は国内事業部門が濃い青色になって、海外事業部門は黄色になりましたが、国内事業部門の影響がさらに大きくなったので会社全体の業績は濃い青色のままになっています。
会社全体の業績で見ていると見えなかったものが、このようにセグメントごとに分析することで、なぜ会社全体がこのような業績の推移になっているのかわかります。
セグメントごとの勢いや今後どのように業績が推移しそうか分析することで、会社全体の業績がどのように推移しそうか予想しやすくなります。
それは段級位2段、3段の分析になりますので、別の動画で説明します。
ファンダメンタル分析塾では、このような分析の練習を通して分析力を磨くことができます。
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