「売買の理想的なトレンド」について説明します。
「投資家のテクニカル」の動画で、投資家のチャートやテクニカル指標は、売買判断する際と心積もりをする際に使うことを説明しました。
その際に、投資家が銘柄を決定するのはファンダメンタル、売買は週足や月足で長期のチャートやテクニカル指標で株価のトレンドを把握することも説明しました。
言い換えると、ファンダメンタルが良いことが大前提で、ファンダにプラスしてトレンドを確認します。
どれだけファンダメンタルが良くてもトレンドが悪いと株価は上がらないどころか下落しますし、逆にトレンドが良くてもファンダメンタルが良くないと上昇が続きません。
投資家がキャピタルゲインを狙うには息の長い上昇が必要ですので、ファンダメンタルもトレンドも両方良い銘柄に投資する必要があります。
「投資スタイル」の動画で投資スタイルについて説明しましたが、ファンダメンタルも売買すべきトレンドも投資スタイルによって違います。
投資スタイルにおけるファンダメンタルについては「投資スタイル」の動画で説明しました。
では、どのようなトレンドの時に売買や安心してホールドすれば良いと思いますか。
まずはインカム投資について説明します。
インカム投資の一番の目的はインカムゲインであり、キャピタルゲインは狙っていません。
そうとは言え、一番良いトレンドは上昇トレンドです。
期待するインカムゲインが得られる銘柄が、上昇トレンドで上昇してくれると、将来売却する時にキャピタルゲインも得られるかも知れません。
「投資スタイル」の動画でインカム投資と説明した緩やかに成長している会社であれば、成長が続く間上昇トレンドが期待できて、多くのインカムゲインだけでなく、キャピタルゲインも得られる可能性が高いです。
上昇トレンドが一番良いですが、横ばいトレンドでも問題ありません。
キャピタルゲインを狙っていないので、期待するインカムゲインが得られるならば株価が下がらなければ良い訳です。
下降トレンドは株価が下がる可能性があり、インカムゲイン以上にキャピタルロスになる可能性もあります。
インカム投資では、下降トレンドの銘柄はトレンド転換するのを待った方が良いですが、それ以外のトレンドであれば大丈夫です。
次は成長株投資について説明します。
成長株投資は会社の成長が株価に反映されて株価が上がるキャピタルゲインを狙っていますので、狙うトレンドは上昇トレンドです。
ファンダメンタルが良くてもトレンドが悪いと株価は下落すると説明したように、横ばいトレンドならまだしも、下降トレンドは避けなければいけません。
ただ、長期的には上昇トレンドが崩れておらず、短期的に下降トレンドになっているときは押し目買いのチャンスです。
日足のチャートやテクニカル指標を見ながら、買い時や買い増しを入れる時を探るのも良いですし、短期的に下がっていてもホールドで問題ありません。
後で説明しますが、「絶好の押し目」で買いや買い増しを狙うのも良いと思います。
次に割安株投資と割安な成長株投資について説明します。
割安株投資と割安な成長株投資の理想的なトレンドは同じですので、同時に説明します。
割安に放置されていますので、横ばいトレンドか下降トレンドになっている可能性があります。
もし下降トレンドで割安になっているのであれば、キャピタルロスになる可能性があるので、トレンド転換するのを待った方が良いです。
横ばいトレンドの安いうちに買って、見直し買いが入るのを待つのが一番キャピタルゲインを期待できます。
「三角持ち合い」の動画で説明しましたが、横ばいの間はエネルギーを溜めている状態で、横ばいが長い方が上昇トレンドになると大きく上に行きやすいので、横ばいが長いのがベストです。
後で説明する「絶好の買い」で買うことができれば、いつ見直されるかと待つ必要がなく、見直し買いですぐに株価が上がっていく可能性があります。
もし見直し買いで上昇トレンドになったのであれば、成長株投資と同様に短期的に下降トレンドになっているときは押し目買いのチャンスです。
日足のチャートやテクニカル指標で買い増しを狙ったり、後で説明する「絶好の押し目」で買い増しを狙ったりするのも良いと思いますし、短期的に下がっていてもホールドで問題ありません。
もうすでに上昇トレンドになっている状態で割安な銘柄を見つけた場合は、まだ割安なのを確認して、短期的な下降トレンドを日足のチャートやテクニカル指標で買いを狙ったり、後で説明する「絶好の押し目」で買いを狙ったりするのが良いです。
次に材料株投資について説明します。
いつ出るかわからない材料を待っていますので、下降トレンドは避けた方が良いです。
下降トレンドでも材料次第では上に大きく跳ねて取り返せることもありますが、材料が出て買値まで戻らないこともあります。
横ばいトレンドなら材料で上に跳ねますし、材料前に上昇トレンドなら材料後にも上昇トレンドが加速して、大きく上に振れる可能性もあります。
割安株投資でも説明したように、横ばいが長い方が上昇トレンドになると上昇しやすいので、横ばいが長い方が良いです。
どの投資スタイルも下降トレンドはキャピタルロスになる可能性があり、基本良くありません。
成長株投資は上昇トレンドが良いですが、それ以外は横ばいトレンドでも良い投資スタイル、横ばいトレンドの方が良い投資スタイルがありました。
先ほどの説明の中で触れた「絶好の買い」と「絶好の押し目」について説明します。
投資におけるトレンドはファンダメンタルが良いことが大前提と説明しましたが、それは「絶好の買い」と「絶好の押し目」についても同じです。
まずは「絶好の買い」について説明します。
「絶好の買い」とは、横ばいトレンドが上昇トレンドに転換した所で買うことです。
「絶好の買い」のチャンスは短期間なので、事前にファンダメンタルを調べておいてその時を待つか、そのようなチャートやテクニカルの銘柄のファンダメンタルを調べるか、偶然そのような銘柄に出合うかしかありません。
「三角持ち合い」の動画で、横ばいの期間が長い方が強い上昇トレンドになることは説明しましたが、横ばいトレンドが長い方が望ましいです。
「絶好の買い」は割安株投資と割安な成長株投資、すなわち割安である時に効果を発揮します。
割安であることに気付かれた、すなわち割安が是正され始めたのであれば、横ばいトレンドから上昇トレンドになりますので、その初動に乗るのが「絶好の買い」です。
トレンドは以前説明したテクニカルで判断します。
投資は長期目線でトレンドを見るので、日足ではなく、週足や月足で横ばいトレンドから上昇トレンドになったことを確認して、上昇トレンドの初動に乗ります。
割安が是正され始めたのであれば、1度入った上昇トレンドが簡単に崩れることはありません。
株価が上がることで気付く人が増えて、次から次へと買いが入るので、割安が是正されるまでトレンドは続き、初動に乗ることで大きな上昇を取ることができます。
ただし、トレンドを崩すぐらい地合が悪くなった場合は別です。
その場合は地合が回復すれば、また上昇トレンドに戻ることが多いです。
また、長期のトレンドは崩れなくても、短期のトレンドは需給によって崩れるので、あくまで長期のトレンドが崩れないと言うことです。
長期的に上昇トレンドが維持されて短期的に下降トレンドになった時は、押し目買いのチャンスです。
次に「絶好の押し目」について説明します。
上昇トレンド中に買いたい時や買い増ししたい時は、押し目買いを狙うことがあります。
一言で押し目と言っても小さな押しも大きな押しもあります。
小さな押し目で買えたと思ったら、もっと下がってしまうことも多いです。
「投資家のテクニカル」の動画で説明したように、買えないリスクを考えて、買ってから下がっても気にしないのであれば、下がっても問題ありません。
しかし、買い増しであれば、買えなくとも良いので大きな押し目で安く買えるなら買いたいと思うこともあります。
そのような大きな押し目を狙うのが「絶好の押し目」です。
この押し目の狙う手法は私の経験上ですが、上昇中の200日移動平均線か52週移動平均線付近で反発したら買い、すなわち200日移動平均線か52週移動平均線でグランビルの法則の買いの第2法則と買いの第3法則を使います。
「グランビルの法則」の動画で説明をした際には、2つ目の買いと3つ目の買いと説明しましたし、チャングム基準も説明しました。
私が使っているのはチャングム基準の方です。
その内容を踏まえて説明すると、上昇中の200日移動平均線か52週移動平均線を株価が上から下に抜けたけれど、移動平均線の上昇が変わらずに株価が移動平均線を下から上に抜けて戻ってきた時が買いです。
また、移動平均線が上昇中に株価が移動平均線の上にあって、下げて移動平均線に接近するも、下回らず株価が上昇したら買いです。
52週移動平均線は250日ぐらいに相当しますので、200日移動平均線と比べると少し長めです。
押し目の大きさによっては200日移動平均線を株価が下回ることもありますが、52週移動平均線だと大抵は株価が下回ることなく反発します。
なので、200日移動平均線の場合はグランビルの法則の2つ目と3つ目の買い、52週移動平均線の場合はグランビルの法則の3つ目の買いを意識した方が良いです。
相当大きな押し目の場合は52週移動平均線を下回ることもありますが、下回ってもすぐに移動平均線の上に戻ることが多いです。