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割安な成長株投資の銘柄分析

 

「割安な成長株投資の銘柄分析」について説明します。

割安な成長株投資は、成長株投資と割安株投資の特徴を合わせた投資スタイルです。
割安な成長株投資では、「投資スタイル」の動画で説明した企業の成長サイクルで成長期の会社が対象となり、成長株投資と同じです。
成長株投資の銘柄分析」の動画で説明した成長株投資と同じように、会社の成長性を株価がどれだけ織り込んでいるかを確認するので、成長株投資と同じくPERを確認します。
銘柄分析も成長株投資と全く同じで、3段階に分けて分析し、短時間で確認できる第1段階として売上高が成長しているか、財務の安定、株価の織り込み度合を確認し、第1段階を通過した銘柄を第2段階、第3段階と段階的に分析します。
成長株投資と分析が同じなので、銘柄分析に必要な分析力も同じになります。
売上高が成長しているか、財務の安定など、以前説明した成長株投資と同じ分析です。
株価の織り込み度合では、成長株投資ではPERは相場相当で投資対象でしたが、割安な成長株投資では成長性を株価が織り込んでおらず、相場より割安になっている銘柄を投資対象にします。
成長銘柄の中でも割安に絞っているので、割安な銘柄を探すのが難しく、銘柄を探す難易度は成長株投資より高くなるのが欠点です。
逆に利点は、成長株投資よりリスクが小さく、リターンが大きく、リターンを得る確率も高くなります。
要は、PERを安く限定して探す難易度が上がる代わりに、リスクやリターンが良い方向に改善されます。
売上高が成長しているか、財務の安定、株価の織り込み度合を確認して、第1段階をクリアすれば第2段階の分析をします。
割安なPERの銘柄を投資対象にする以外は成長株投資と同じで、分析方法も同じです。
成長株投資の銘柄分析」の動画をご覧ください。


銘柄分析は成長株投資に似ていますが、売買や保有中の考え方は割安株投資に似ています。
割安株投資ではPBRを基準に相場より割安な銘柄を投資対象としていましたが、割安な成長株投資ではPERを基準に相場より割安な銘柄を投資対象としているだけで、投資対象とする考え方は同じです。
割安株投資の銘柄分析」の動画で説明しましたが、割安株投資では割安が是正されて適正価格になれば利益確定の売りだったように、割安な成長株投資でも割安が是正されて適正価格になれば利益確定の売りです。
割安が是正されて株価が上昇し、PERが相場並みになれば売る訳です。
割安株投資と同じく、確実に売るためにPERが相場より少し安い所で売るのも1つの手ですし、株価は行き過ぎる傾向があるので、相場より少し高い所で売るのも1つの手です。
とにかく割安な状態で買って、割安が是正されて適正価格付近で売って利益を確定します。
保有中の考え方も割安株投資と同じで、ファンダメンタルが理由で株価が大きく売り込まれる可能性は低く、割安とはっきりとしたホールドする理由があるので、日々の株価の上下に惑わされずホールドすることができます。
下降トレンドなどテクニカルで株価が下がることを避けるため、トレンドを確認してから投資するようにすれば、買った後はトレンドが崩れていないか、成長鈍化の兆候はないか確認するぐらいで、あとは割安が是正されるまで待ってホールドしておくことができます。


ここまでは株価が是正される、要はリターンについては割安株投資と同じような考え方でしたが、リスクやリターンが得られる確率については少し違います。
株価が割安に放置される理由は、割安であることに気付かず投資したい人が少ない状態であって、全く投資している人がいない訳ではありません。
割安な成長株投資では、成長性に気付いて投資している人は少ないものの、少し成長期待を織り込んでいるので、成長鈍化が見られれば株価は下落し、割安株投資よりリスクは大きくなります。
ただ割安株投資にはバリュートラップがありましたが、割安な成長株投資にはバリュートラップがなく、成長が確かならほぼ100%見直されます。
会社が成長しても株価は一定だとすると、どんどんと割安度が増すので、いつかは気付かれる時があります。
気付かれるのが遅くなればなるほど、割安で放置されている間も会社は成長して適正価格との間の乖離が大きくなりますので、見直された時の上昇が大きくなります。
例えば、株価1500円の会社の利益の成長率30%、EPS100円だとすると、PER15倍です。
この会社の成長性に気付かれず株価1500円のまま1年経つと、2年目はEPS130円になっていますので、PER11.5倍になります。
こうなると割安感が増しますので、気付かれやすくなります。
それでも気付かれずに株価1500円のままさらに1年経つと、3年目はEPS169円になっていますのでPER8.9倍になると益々割安になり、いずれは気付かれる時が来ます。
成長率30%の適正PERが30倍だとすると、1年目に気付かれれば適正株価は3000円で買値1500円の2倍ですが、2年目に気付かれれば適正株価は3900円で買値の2.6倍、3年目に気付かれれば適正株価は5070円で買値の3.3倍です。
このように割安な成長株投資では、確実に成長していれば気付かれるのが遅くなればなるほど気付かれやすくなり、適正株価も切り上がるので大きな上昇が期待できます。
割安株投資よりリスクは大きくなるのは欠点ですが、リターンが得られる確率が高くなるのが利点です。
投資スタイル」の動画で投資スタイルの欠点・利点は説明しましたが、これらが割安株投資と割安な成長株投資の間に欠点・利点の差が生じる理由です。


割安な成長株投資の銘柄を見つけるには、成長率に対してPERが低い銘柄を見つければ良いのですが、割安に放置されている銘柄は少なく、なかなか見つかりません。
それでも時間と労力をかけてコツコツと銘柄を探せば見つかりますので、大変ですがそれも1つの手です。
より分析力が求められますが、もっと効率的に探す方法もあります。
1つ目は、成長率が加速する、成長の変化に注目して見つける方法です。
例えば、今までは成長率10%だった会社が、投資が功を奏して成長率20%に変化すると、20%に変化した直後は気付いていない人も多いですし、20%は一時的な可能性があり、20%が継続するか信じられていない人もいます。
今後も20%が継続することが分析できれば、人よりも早く投資することができます。
その後決算が進み20%が継続することを多くの人が予想すれば、許容されるPERが切り上がり、株価も上昇します。
そのためには成長の変化に気付くこと、変化した成長率が続くことを分析できる必要があります。
成長の変化に気付くためには、「第2段階の分析」の動画、「第3段階の分析」の動画で説明する、数字を時系列的に追いかけて変化していることに気付く必要があります。
変化した成長率が続くことを分析するためには、その変化した数字の理由を突き止めて、その影響は一時的か継続的かを判断する必要があります。
成長率が変化した理由は何か、その原因は一時的か継続的かを分析することで、その変化が一時的か継続的かを予想することができる訳です。
継続的であれば成長率が高まったと判断することができるので、人よりも早く成長性に気付くことができます。
それができるようになると、成長鈍化にもいち早く気付くことができます。
成長鈍化は数字が悪い方に変化したことになるので、その変化が一時的か継続的かを分析することで、成長鈍化に気付くことができるので、早めに撤退することができます。
それらの分析ができるようになると、次の2つ目の効率的に探す方法、決算で売られている銘柄にも活かせます。


2つ目は、決算で売られている銘柄に注目して見つける方法です。
決算前後は短期の投機資金も入りやすい状態になります。
短期資金は決算の内容を精査せず、決算の見た目だけで株価が動くことがほとんどです。
裏を返せば、よく分析すれば良い決算なのに、売られて株価が大幅下落することもあります。
長期投資の人からすれば、そのような銘柄は安く買うチャンスになります。
割安な成長株投資は成長鈍化のリスクがあると説明しましたが、見た目は成長鈍化に見えて売られているだけで本当はしっかり成長している、または鈍化に見えるのは一時的要因で、すぐに元に戻るならば、絶好の買い場の可能性があります。
決算で売られている間に先ほど説明した変化と変化の理由をしっかり分析して、PERが安くなっていれば、割安な成長株投資として投資することができます。
また、保有中の銘柄がそのように決算で売られた時は、しっかり分析して大丈夫と判断できれば、一時的な下落に惑わされることなく自信を持ってホールドできますし、PER次第では買い増しもできます。
割安な成長株投資に限ったことではないですが、しっかりとした銘柄分析ができれば、未来の業績と言う裏付けがあるので、一時的な決算や短期的な需給に惑わされることなく、自信を持って買ったりホールドしたりでき、自信を持って投資することができます。
はっきり言うと、投資をしている人でもしっかり分析できている人は少なく、決算短信のサマリー情報と決算説明資料だけを見て投資する人が多いのが実情です。
それでは未来の業績に自信を持って投資できませんので、株価の変動に振らされることになります。
第2段階、第3段階としっかり分析することができれば、他の人より先回りして買うことができるので、人より先に有望な銘柄に投資できます。
これが株式投資の醍醐味です。
人よりも有利に投資を行うためには、努力して分析できるようになる必要があります。
銘柄分析を使いこなす」の動画で説明したように、すぐに分析できるようにはなりませんが、挫折せずに努力し続ければ必ず努力は報われます。
有望な銘柄に投資できるよう、分析力を磨いてください。
そのための第2段階、第3段階の詳しい分析の方法は、「第2段階の分析」の動画、「第3段階の分析」の動画で説明します。

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