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銘柄分析の参考資料

 

「銘柄分析の参考資料」について説明します。

これまでファンダメンタルが良い銘柄と言っていましたが、何を見てファンダメンタルが良いか判断するかわかりますか?
会社から開示される資料を基に判断しているのですが、それはどのような資料があるかわかりますか?
一番企業情報が詳しく記載されている資料は有価証券報告書です。
有価証券報告書には企業の概況、事業の状況、財務諸表などが記載されています。
要は、どのような会社がどのような事業をしていて、会社の利益の額や現金・借金の額など、銘柄分析する上で必要な情報が多く記載されています。
有価証券報告書は決算日から3か月以内に開示されることが義務付けられていますので、3月末決算の会社は6月末までに開示しなければいけません。
また有価証券報告書の補足情報として四半期報告書があり、3か月ごとに途中経過を伝える資料があります。
期首から3か月間を第1四半期、次の3か月間を第2四半期、その次の3か月間を第3四半期、最後の3か月間を第4四半期と呼び、3月末決算の会社は、4月から6月が第1四半期、7月から9月が第2四半期、10月から12月が第3四半期、1月から3月が第4四半期になります。
四半期報告書には、それぞれの期間の累計の企業の概況や財務諸表などが記載されています。
3月末決算の会社は、第1四半期報告書には4月から6月、第2四半期報告書には4月から9月、第3四半期報告書には4月から12月、有価証券報告書には4月から翌年3月の企業の概況や財務諸表などが記載されます。
ただ、有価証券報告書は情報量が多く作成に時間がかかるので、その速報として有価証券報告書の前に決算短信が開示されます。
決算短信には主に会社の利益の額や現金・借金の額など財務諸表の情報が記載されています。
決算短信は決算日から45日以内に開示されることが義務付けされていますので、3月末決算の会社は5月15日までに開示しなければいけません。
四半期報告書と同様に、決算短信の補足情報として四半期決算短信があります。
3か月ごとに開示され、四半期報告書や有価証券報告書と同様に累計で財務諸表などが記載されます。
速報として早く公開される決算短信と四半期決算短信、情報量が多く決算短信ではわからない状況まで知ることができる有価証券報告書と四半期報告書が会社に開示義務があります。
その他にも銘柄分析によく使う資料として、決算説明資料があります。
決算説明資料は決算短信や有価証券報告書の内容をグラフや図などを使って投資家にわかりやすく説明した資料です。
決算短信や有価証券報告書から必要な情報を読むのは慣れが必要ですが、決算説明資料は投資家が理解しやすいように説明されていますので、企業の概況や業績を知るのに非常に重宝します。
決算短信や有価証券報告書は開示義務があり記載内容に決まりがあるのに対して、決算説明資料は開示義務も記載内容に決まりもありません。
要は、会社が投資家に知ってほしい内容を独自で考えて開示しています。
言い換えると、決算説明資料の開示がない会社もありますし、会社にとって都合の悪い情報は記載する必要はありません。
良い印象を与えるために都合の良い情報を誇張して記載したり、悪い情報は隠したりする会社もあります。
決算説明資料に書かれた内容だけを鵜呑みにせず、自分で発表数字を分析したり、決算短信や有価証券報告書を見たりして、銘柄分析をする必要があります。


有価証券報告書、決算短信、決算説明資料について説明しましたが、銘柄分析によく使う財務諸表について説明します。
財務諸表はファンダメンタルの一番重要な要素で、1年間で利益や会社に残っているお金などが記載される会社の成績表みたいなものです。
財務諸表を分析することで、売上や利益の額、資金の調達方法、資金の使い道、効率的な経営しているか、会社の成長性、倒産の危険性など、いろいろなことがわかります。
財務諸表には貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書があります。
貸借対照表はBS、損益計算書はPL、キャッシュフロー計算書はCFと言われることもあります。
貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書について、詳しくは「貸借対照表」の動画、「損益計算書」の動画、「キャッシュフロー計算書」の動画で説明しますので、今はどんなものだけか簡単に説明します。
貸借対照表とは、会社に現金や借金がいくらあるかを記載したもので、会社の財産を示したものです。
貸借対照表は資産の部、負債の部、純資産の部で構成されており、このように資産の部は左、負債の部と純資産の部は右に足した形で表すと、左と右の数字は一致します。
資産とは現金、預金、商品、土地、建物など、負債とは借金など、純資産とは会社が保有している純粋な資産のことです。
図は資産=負債+純資産を示しており、要は持っている資産全部から負債を引くと純資産になるとも言えます。
損益計算書とは、1年間で売上と利益を示したものです。
会社が得た収入である収益から、売るためにかかった費用を差し引いて、儲けた利益が記載されています。
キャッシュフロー計算書は、1年間のお金の流れを記載したもので、営業キャッシュフロー、投資キャッシュフロー、財務キャッシュフローの項目があります。
営業キャッシュフローは事業でのお金の出入り、投資キャッシュフローは事業のための投資でのお金の出入り、財務キャッシュフローは借金などの資金調達でのお金の出入りについて記載されています。
銘柄分析する際は、早く開示される決算短信を見て分析する人が多いと思います。
決算短信には貸借対照表、損益計算書、キャッシュフロー計算書のすべて記載義務がありますが、四半期決算短信には貸借対照表、損益計算書だけ記載義務がありますので、多くの会社が決算短信にのみキャッシュフロー計算書を記載しています。
有価証券報告書も同様に、キャッシュフロー計算書は有価証券報告書のみ記載して、四半期報告書には記載がない会社が多いです。
決算説明資料は開示義務も記載義務もありませんが、決算説明資料が開示されている場合は、決算説明資料にグラフや図などを使ってわかりやすく説明されていることが多いです。
ただ先ほど説明したように、決算説明資料に書かれた内容を鵜呑みにはできませんので、決算短信や有価証券報告書を見たり、自分で分析したりすることで、決算説明資料は銘柄分析に大いに活用することができます。
決算短信や有価証券報告書の見方、銘柄分析の知識や方法は以後少しずつ説明します。

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