「MACDの売買サイン」について説明します。
「MACD」の動画で、MACDは株価の動きに合わせて動くこと、短期トレンドや比較的長期的なトレンドを表すことを説明しました。
普段、MACDを売買判断に使用していますか?
MACDの売買サインはMACD単独で判断するのではなく、シグナルと呼ばれるMACDの移動平均線と組み合わせて判断します。
シグナルはMACD の9本の移動平均線が使われることが多いです。
MACDとシグナルが一緒に描かれていて、MACDがシグナルを下から上に抜けるのをゴールデンクロス、MACDがシグナルを上から下に抜けるのをデッドクロスと言います。
移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロスのように、MACDのゴールデンクロスが買いサイン、デッドクロスが売りサインです。
「ゴールデンクロス、デッドクロス」の動画で説明した、移動平均線のゴールデンクロスはチャングム基準で長期線が上向いてないといけなかったですし、デッドクロスでは長期線が下向いてないといけなかったですが、MACDでは単純にシグナルとクロスしたらゴールデンクロス、デッドクロスです。
私独自の基準であるチャングム基準はありますが、後に「大きなトレンドに乗るMACD」の動画で説明します。
移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロスは遅めに出るサインと説明しましたが、MACDのゴールデンクロス、デッドクロスは比較的早めに出るサインです。
MACDの利点は売買サインが早めに出ることです。
MACDの欠点はじっくり上がったり下がったりする、じり高・じり安の相場では信頼性が低くなりますし、横ばいトレンドではだましが多くて使えず、しっかりとしたトレンドができていないと使えません。
また、株価の激しい動きは平均されてしまうので、細かい動きは捉えられません。
しっかりとしたトレンドができているときにゴールデンクロスしたら買い、デッドクロスしたら売りが基本です。
基本と言ったのは、デイトレやスイングトレードでコツコツ狙う場合です。
投資スタイルによって違いますが、大きなトレンドを狙うならMACDが0より下でゴールデンクロスした時がベストな買いサインであり、MACDが0より上でデッドクロスした時がベストな売りサインです。
0より上のゴールデンクロスや0より下のデッドクロスは良くない訳ではありません。
押し目を狙う方法としてその方法はありますが、だましになる可能性も高くなるので、精度が高いのは0より下のゴールデンクロスと0より上のデッドクロスです。
MACDが0より下でゴールデンクロスしたら買い、その後0ラインを越えると移動平均線でもゴールデンクロスしたことになるので本格的な上昇トレンドに入り、MACDが0より上でデッドクロスしたら売って利確するのが大きなトレンドが狙える一番理想の売買です。
もっと長期で狙うチャングム基準は、後に「大きなトレンドに乗るMACD」の動画で説明します。
実際の株価チャートで見てみましょう。
3107ダイワボウHDの2020年2月中旬から2020年7月中旬の日足チャートです。
上にローソク足と移動平均線、下にMACDが描かれています。
上の緑が12日移動平均線、オレンジが26日移動平均線、下のピンクがMACD、緑がシグナル、0ラインがここです。
MACDを見るにはしっかりとしたトレンドが必要ですが、3月から6月までしっかりとした上昇トレンドができています。
MACDが0ラインより下で下降から上昇に転じて、ここでシグナルとゴールデンクロスしていますので、ここが買いサインです。
0ラインより下のゴールデンクロスなので信頼性高いですね。
その後MACDが上昇して0ラインを超えたので、しっかりとした上昇トレンドになりました。
ちなみに、ここが移動平均線の12日線と26日線のゴールデンクロスです。
0ラインを超えた後も上昇して、ここでMACDがデッドクロスしていますので、売りサインです。
0ラインより上のデッドクロスなので信頼性高い売りサインですね。
ただ、この下げは長くは続かず、すぐにMACDがゴールデンクロスします。
もしスイングトレードをしていて、デッドクロスで売っていたら、少し高い位置で買い直しになります。
ただ、今度は0ラインより上のゴールデンクロスなので信頼性は高くありません。
信頼性が低いので、すぐにデッドクロスが出ます。
それでもスイングトレードで買い直した人は少し利益出ていますね。
その後は0ラインより下回っているので完全に上昇トレンドは終わって、下降トレンドに入ったと言えます。
ちなみに、ここが移動平均線の12日線と26日線のデッドクロスです。
その後MACDがゴールデンクロスしたところでチャートが終わっています。
しっかりとしたトレンドでMACDのゴールデンクロスとデッドクロスを売買サインにすれば、上昇トレンドを捉えることができていますね。
もう1つ株価チャートで見てみましょう。
3134ハミィの2020年2月中旬から2020年7月中旬の日足チャートです。
上にローソク足と移動平均線、下にMACDが描かれています。
上の緑が12日移動平均線、オレンジが26日移動平均線、下のピンクがMACD、緑がシグナル、0ラインがここです。
0ラインより下でゴールデンクロスした後は、0ラインを越えて、0ラインより上でデッドクロスしています。
0より下のゴールデンクロスなので精度高く、0より上のデッドクロスなので精度が高いので、普通に売買をすれば利益は取れます。
そのデッドクロス後は、MACDがゴールデンクロスとデッドクロスを繰り返しています。
しっかりとしたトレンドができているMACDは良いですが、横ばいトレンドではだましが多くなるのが欠点なので、横ばいトレンド中にゴールデンクロスとデッドクロスのだましになっています。
横ばいトレンドではMACDが機能していないことがわかりますね。
横ばいが終わって上昇始めたゴールデンクロスがここで、その後デッドクロスがここなので、上昇トレンドになるとMACDが機能しています。
ただ、だましが多く出現していた最中のゴールデンクロスなので、そのゴールデンクロスを買いサインにするのは無理があります。
このゴールデンクロスで買うためには、他のテクニカル指標や他の手法を組合わせて判断すれば買える可能性もありますが、MACDだけで買いサインとして買うのは難しいですね。