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ゴールデンクロス、デッドクロス

 

「ゴールデンクロス、デッドクロス」について説明します。

ゴールデンクロス、デッドクロスを説明する前に、テクニカル指標とはどのようなもので、どのようなテクニカル指標があるか知っていますか?
テクニカル指標とは、将来の株価の動きを知るために統計や人の心理を分析したものです。
簡単に言うと、過去の株価から将来の株価の方向性を予想したり、人の心理から将来の株価の方向性を予想したりするものです。
以前に説明したローソク足も、フォーメンションもテクニカル指標の1つで、他にも移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド、一目均衡表、DMI、ストキャスティクス、パラボリック、サイコロジカル、RSI、RCI、移動平均線乖離率など売買サインの判断になる指標がいろいろあります。
銘柄選びの材料」の動画で説明したように、投資家はテクニカル指標の重要性は低いので、代表的なテクニカル指標を基本的な見方、考え方だけ覚えていれば十分です。
今後少しずつ、移動平均線、MACD、ボリンジャーバンド、一目均衡表の基本的な見方、考え方を説明します。


まずは移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロスの説明をします。
移動平均線」の動画で説明した移動平均線は、トレンドを知ることができることと、抵抗線や支持線になることでしたが、今回説明するのは移動平均線を使った買いサイン・売りサインです。
買いサインをゴールデンクロス、売りサインをデッドクロスと言います。
クロスなので交わるって意味ですが、これは短期の移動平均線と長期の移動平均線が交差することを指しています。
長期線を短期線が下から上に抜けたところがゴールデンクロス、長期線を短期線が上から下に抜けたところがデッドクロスと言います。
短期線、長期線と言いましたが、どの期間を使うかはその人のスタイルによって違います。
5日と25日を使う人もいるし、25日と75日を使う人もいるし、13週と26週を使う人もいるし、人によってそれぞれです。
スイングトレードなら5日と25日とか5日と12日を使う人もいますが、中長期投資なら5日と25日は短いですね。
どの期間の移動平均線を使うのが良いかは、自分のスタイルに合う移動平均線を探す必要があります。
実はこのゴールデンクロス、デッドクロスには欠点もあります。
このサインが出るのは意外と遅めなのが欠点です。
だから、ゴールデンクロス、デッドクロスが出た頃には株価はある程度上がっていることも多いです。
長期トレンドを捉えるサインとしては良いですが、短期トレンドで終わるとサインが出てから買ったのでは遅いこともあり、だましになることもあります。
どんなテクニカル指標でも利点と欠点があるので、それらを理解して使うようにしないといけません。
移動平均線のゴールデンクロス、デッドクロスは出るのが遅めである欠点を理解して、買った後に下がったら対応できるようにしておけば良いのです。
このサインは長期の上昇トレンド、下降トレンドを捉えることができるのが利点ですが、逆を言えば、横ばいトレンドや持ち合いになっているとゴールデンクロスとデッドクロスを繰り返すだけで、全然機能しません。
ここまでが本などに書いてある一般的な内容です。
今から説明するのは、だましを少なくするために私の独自の基準を取り入れています。
長期線を短期線が下から上に抜けるとゴールデンクロスと言っていましたが、私は長期線が上向きの時に短期線が下から上に抜けた時をゴールデンクロスとしています。
もし、長期線が下向きの時に短期線が下から上に抜けたら、長基線が上向くまで待って、上向いた時をゴールデンクロスとしています。
すなわち、長期線を短期線が下から上に抜けるのと、長期線が上向くのが両方揃った時にゴールデンクロスとしている訳です。
一般的なデッドクロスは長期線を短期線が上から下に抜けたところを言っていましたが、私は長期線が上向きの状態で長期線を短期線が上から下に抜けてもデッドクロスとせず、長期線が下向きになるのを待ってデッドクロスとしています。
長期線が上昇トレンドや下降トレンドになるのを待ってからゴールデンクロスやデッドクロスとすることで、サインが出るのは遅れますが、売買サインの確率を高めることができます。
トレードでなく投資の場合、短期的なトレンドではなく長期的なトレンドを捉えることが重要なので、少々サインが遅れても確実なトレンドを捉えることを優先しています。


実際の株価チャートで見てみましょう。
5981東京製綱の2019年1月上旬から2020年1月上旬の日足チャートです。
説明しやすいように短期的な値動きで確認しますので、5日線と25日線で確認します。
5日線がピンク、25日線がオレンジです。
矢印の所で5日線が25日線を上に抜けています。
一般的にはゴールデンクロスですが、25日線はまだ下向いているので、私の基準ではゴールデンクロスではなく、25日線が上向いた時がゴールデンクロスです。
ゴールデンクロス後は上昇トレンドになっています。
その後、矢印の所で5日線が25日線を下に抜けているので一般的にはデッドクロスですが、25日線が下向いていないので、私の基準ではデッドクロスではなくホールドです。
その後はすぐに5日線が25日線を上に抜けて上昇トレンドに戻っているので、あのデッドクロスはだましでした。
上昇後、また矢印の所で5日線が25日線を下に抜けていますので一般的なデッドクロスですが、25日線が下向いていないので、私の基準ではデッドクロスではなく、その後25日線が下向いた時点でデッドクロスです。
デッドクロス後は完全な下降トレンドになっています。
今回の例ではゴールデンクロスもデッドクロスも25日線が反対向いていたので、私の基準では売買サインが遅れましたが、1度だましを回避できました。
もし25日線が上向いてゴールデンクロスしたり、25日線が下向いてデッドクロスしたりすれば、一般的なゴールデンクロス、デッドクロスと同時になり、遅れることはないです。
だましを少なくするためにトレンドの変化に鈍感になるのは、テクニカル指標の性質上どうしようもないです。
投資はトレンド入りに早く気付く必要はないので、確実性を高めた方が良いですね。

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