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一目均衡表の応用

 

「一目均衡表の応用」について説明します。

一目均衡表」の動画で、一目均衡表の三役好転・三役逆転や、基準線と雲についての一般的に言われていることを説明しました。
今回は私自身の基準である、チャングム基準です。
今までのチャングム基準は、一般的に言われていることを長期目線の投資に合うように変えていましたが、一目均衡表のチャングム基準は長期目線の投資用に限った話ではなく、短期的にも使える内容です。
まず、転換線や基準線は抵抗線や支持線になりやすいです。
移動平均線」の動画で説明した移動平均線のように、株価が転換線や基準線より上なら支持線、株価が転換線や基準線より下なら抵抗線の役割をします。
転換線は9日間の中間値、基準線は26日間の中間値なので、転換線は短期的な移動平均線、基準線は中期的な移動平均線とイメージすればわかりやすいですね。
転換線は短期的、基準線は中期的な抵抗線・支持線なので、転換線より基準線の方が抵抗線・支持線としての役割が強いと考えられます。
移動平均線でも同じですが、抵抗線や支持線になりやすいのであって、必ずなる訳ではありません。
次に、「一目均衡表の利用」の動画で雲は抵抗帯・支持帯になると言っていましたが、チャングム基準では少し違います。
雲が抵抗帯・支持帯にはなりますし、雲が厚い方が抵抗帯・支持帯としての機能が強いのは同じですが、チャングム基準では先行スパン1や先行スパン2が抵抗線・支持線になるとの考えで、雲の中なら動きやすいと捉えています。
一般的な一目均衡表では雲を壁のように考えて抵抗帯・支持帯になっていて、雲の厚みが壁の厚さで突き抜けるのに大変と捉えていました。
チャングム基準では、先行スパン1や先行スパン2が抵抗線・支持線になっているので、先行スパン1や先行スパン2に近づいても抜けるのが大変です。
しかし、先行スパン1や先行スパン2を抜けて雲の中に入ったら、逆に雲の中は動きやすく、また先行スパン1や先行スパン2に近づくと抵抗線・支持線として機能しているので抜けにくくなります。
雲が厚いと先行スパン1や先行スパン2が強い抵抗線・支持線になります。
雲が厚いときは抵抗線・支持線としての機能は強く、雲が薄いときは抵抗線・支持線としての機能はほぼなくなってしまうと考えます。
雲の厚みに比例して抵抗線・支持線としての強さも比例する訳です。
一般的には雲が抵抗線・支持線となっていますが、チャングム基準では転換線・基準線・先行スパン1・先行スパン2が抵抗線・支持線と考えています。
雲の厚みで抵抗線・支持線としての強弱は判断しますが、雲と言う概念は好転・逆転を見るとき以外使いません。


実際の株価チャートで見てみましょう。
一目均衡表の利用」の動画で例に使った、6963ロームの2020年4月中旬から雲も含めて9月中旬の日足チャートです。
ピンクが転換線、赤が基準線、白が先行スパン1と先行スパン2でその間が雲、緑が遅行スパンです。
転換線や基準線は抵抗線や支持線になりやすいことを確かめてみます。
株価が転換線や基準線より上なら支持線、株価が転換線や基準線より下なら抵抗線になりやすいです。
まずは転換線から確認します。
株価が上にある時は、何度か転換線で下げ止まって、支持線として機能しています。
株価が下にあると今度は抵抗線として抑えています。
その後はまた支持線となっています。
次は基準線を確認します。
転換線ほど株価に近い位置で推移していませんが、株価が上にある時は株価が近づくと支持線として機能しているように見えます。
株価が下にあると抵抗線として抑えています。
次は雲について確認します。
先行スパン1や先行スパン2が抵抗線・支持線として機能して、雲の厚みで強さが変わり、雲の中では株価は動きやすいです。
まずは、ここの雲に入る前に雲の下限が抵抗線になっているのは、一目均衡表の考えと同じです。
その後、雲の中に入ると株価はスルスルと上昇して行きます。
そして雲の上限が抵抗線になって、なかなか抜けることができません。
雲が厚いので抵抗線としての機能も強いですが、雲の中では普通に動いていますね。
雲から出る前は抵抗線の雲の上限が下がっているので、今回は抜けましたが、株価が抑えられることも考えられました。
転換線が支持線、雲が抵抗線で、挟まれてどっちが強いかの喧嘩で、転換線が勝った形です。
株価が下落して雲に入る前に雲の上限が支持線になっているのは、一目均衡表の考えと同じです。
雲の中に入ると自由に動いて、雲の下限に近付くと支持線として機能します。
でも今回も雲が厚いですが、意外とすんなり抜けていますね。
雲から出るときは支持線の雲の下限が上昇しているので、株価が押し上げられることも考えられました。
これも抵抗線の転換線や基準線と支持線の雲の下限に挟まれて、基準線・転換線が勝った形です。


チャングム基準と言っていいのかわかりませんが、独自の内容がもう1つあります。
一般的な一目均衡表では、三役好転が買いサイン、三役逆転が売りサインでした。
私は上昇トレンド・下降トレンドになった可能性があるとの意味で使っていますが、上昇するかどうかの精度はそれほど高くないと思っているので、売買サインとしてではなく参考程度にしか考えていません。
チャングム基準では、一目均衡表での売買サインはありません。
売買サインは他のテクニカル指標で使って、一目均衡表は今後の株価の方向性を見るのに使っています。
どのテクニカル指標にも絶対はありませんが、一目均衡表は他のテクニカル指標に比べると精度が高くないと思っています。
それでも一目均衡表は使う価値のある指標で、テクニカル指標で一番使っていると言っても過言ではありません。
多くの人が使っている指標なので、それに合わせてトレーダーや投資家の心理が表れるし、未来の株価を予想できる指標として便利で、一目均衡表はいろいろな情報を与えてくれます。
精度が高くないとしても、一目均衡表が示してくれる情報は参考になります。
一目均衡表の情報を参考に、他のテクニカル指標と合わせて精度を高めながら使っています。

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