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ローソク足の組合せ

 

「ローソク足の組合せ」について説明します。

2本以上のローソク足を組合せた場合についてです。
ローソク足を組合せると難しく思うかも知れませんが、合体させて「ローソク足から読む投資家心理」の動画で説明した1本のローソク足で考えるだけです。
具体的な例で説明します。
このように陰線と陽線が並んでいるとします。
前日の陰線の実体を次の日の陽線の実体が全部覆っている場合です。
これは子供を抱いているように見えるので抱き線、または包み込んでいるように見えるので包み線とも言います。
この例では陰線・陽線の組合せの抱き線なので、陰陽の抱き線とも言われます。
他にも陰陰の抱き線、陽陰の抱き線、陽陽の抱き線もありますが、基本的な説明だけにするので、陰陽の抱き線と陽陰の抱き線だけ説明することにします。
2本以上のローソク足を合体させて1本のローソク足で考えると言いましたが、この場合は昨日の陰線と今日の陽線の2日で1本のローソク足と考えます。
要は昨日と今日の2日で1本のローソク足を考えるので、2日足を考えるのと同じです。
陰陽の抱き線の場合、陰線の始値、陽線の終値、2日の高値と安値でローソク足を考えてみると、下ひげの長い陽のコマのようになります。
下ひげの長い陽のコマなので、下降トレンドで株価が下がって陰陽の抱き線が出ると、トレンド転換して上昇トレンドになる可能性があります。
陽陰の抱き線も同じように考えて、陽線の始値、陰線の終値、2日の高値と安値でローソク足を考えると、上ひげの長い陰のコマになります。
上昇トレンドで株価が上がって陽陰の抱き線が出ると、トレンド転換して下降トレンドになる可能性があります。
このように2つのローソク足を組合せて考えれば、1本のローソク足と同じように考えられます。


抱き線以外の組合せも説明します。
今度も陰線と陽線の組合せですが、先ほどとは少し違います。
先ほどは後ろのローソク足の実体の方が長かったですが、今度は前のローソク足の実体の方が長い状態で、前日の陰線の実体の中に次の日の陽線の実体が入っている状態です。
これは母親のお腹の中に子供が入っているように見えるから、子をはらんでいるってことで、はらみ線と言います。
これは陰線・陽線のはらみ線なので、陰陽のはらみ線です。
他にも陰陰のはらみ線、陰陽のはらみ線、陽陽のはらみ線もありますが、今説明するのは陰陽はらみ線と陽陰のはらみ線だけにしておきます。
はらみ線も2本を1本のローソク足として考えるので、陰線の始値、陽線の終値、2日の高値と安値で1本のローソク足を考えると、下ひげの長い陰のコマになります。
下ひげの長い陰のコマなので、陰陽の抱き線と同じように底値圏で出るとトレンド転換になりやすいです。
陽陰のはらみ線も陽線の始値、陰線の終値、2日間の高値と安値で1本のローソク足を考えると、上ひげの長い陽のコマになるので、陽陰の抱き線と同じように天井圏で出るとトレンド転換になる可能性がありますね。


もう1つローソク足の組合せを説明します。
今までと同じように陰線と陽線が並んでいますが、今度は抱き線でもはらみ線でもありません。
抱き線やはらみ線はどちらかの実体が長くて覆っていましたが、今度の実体は同じぐらいで覆われてもいません。
これは差し込み線と言って、陽線の始値が前日終値より下で始まって、陽線の終値が前日の陰線の実体の半分より上で終わった場合の組合せです。
考え方は他の組合せと同じで、陰線の始値、陽線の終値、2日間の高値と安値で1本のローソク足を考えると下ひげの長い陰のコマになるので、底値圏で出るとトレンド転換になりやすいです。
次も同じような感じですが、陽線の上から陰線が被っている状態で、かぶせ線と言います。
先ほどの反対で、前日終値より上で始まって、陰線の終値が前日の陽線の実体の半分より下で終わった場合の組合せです。
陽線の始値、陰線の終値、2日間の高値と安値で1本のローソク足を考えると上ひげの長い陽のコマになるので、天井圏で出るとトレンド転換になる可能性があります。


これらのローソク足の組合せがトレンド転換になった例を見てみましょう。
6264マルマエの2020年1月から6月上旬の日足チャートです。
下降トレンドで株価が下げた後、陰陽の抱き線が出て下げ止まっています。
陰陽の抱き線は下ひげの長い陽のコマと同じなので、投資家心理としてはこれ以上株価を下げるべきか迷いが生じたのでしょう。
その後、陰陽のはらみ線が出て、上昇に転じています。
陰陽のはらみ線は下ひげの長い陰のコマなので、投資家心理はもう1度迷って上昇に転じたのでしょう。
抱き線やはらみ線が底値圏で出て、上昇に転じた例でした。


7550ゼンショーホールディングスの2020年1月から6月上旬の日足チャートです。
下降トレンドで大きく下げた後に陰陽の抱き線が出て一時上昇しています。
実体が大きな陽線なので、大陽線でもあります。
一時上昇するもまた下落に転じて、差し込み線が出て底打って上昇に転じました。
抱き線や差し込み線が底値圏で出て、上昇に転じた例でした。


3141ウエルシアホールディングスの2020年1月から6月上旬の日足チャートです。
じわりじわりと下げた後に横ばいが続いていたけれど、もう1回下げて大きめの陽線で陰陽の抱き線が出て上昇トレンドに変わっています。
その後は上下しながら上昇していますが、陰陽の抱き線や陰陽のはらみ線で下げ止まりながら上下しており、小さなトレンドでも抱き線やはらみ線でトレンド転換しているのがわかります。
その後は高値圏で陽陰の抱き線が出て上昇が止まって、その後かぶせ線で下落に転じています。
いろいろなローソク足の組合せがトレンド転換になった例でした。
今回説明したローソク足の組合せはほんの一部で基本的なことだけです。
投資に必要なローソク足の組合せはこれだけでも大丈夫ですが、もっと詳しく勉強したければ酒田五法と調べてみてください。

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