本文へスキップ

株式投資の学習や銘柄分析の学習などの動画を配信しています。

トップページ > 銘柄分析動画 > ゼロから始めるファンダメンタル分析 > 割安株投資編

ゼロから始めるファンダメンタル分析 割安株投資編

 

「ゼロから始めるファンダメンタル分析 割安株投資編」です。

私が銘柄分析のために習得すべきと思う内容を、銘柄分析の難易度に応じて考えた段級位です。
10級から順に練習すれば、だんだん銘柄分析の実力を付けることができます。
段級位の表や詳細はホームページに記載していますので、概要欄からホームページにアクセスしてチェックしてください。
インカム投資編では、銘柄分析7級のどの投資スタイルに該当するか判断するうち割安株投資に特化した投資判断、割安株投資に最適なトレンドについて解説します。
求める投資スタイルに該当し、安心して投資できる銘柄を選定し、最適なトレンドで投資する必要があります。
ファンダメンタル分析に必要な収益分析、株価分析から、求める投資スタイルに該当する銘柄の選定方法を説明します。


割安株投資は業績バリューと資産バリューがあり、割安株投資の収益分析は業績バリューが業績に重きを置いた分析、資産バリューが資産に重きを置いた分析になるので、分析する内容も少し変わります。
業績バリューは業績によって資産が増えていくことを考慮すると、今の株価は織り込んでいないので割安と判断します。
資産バリューは現在の資産を株価が織り込んでいないことを割安と判断します。
貸借対照表で公開されている資産を株価が織り込んでいないことは少なく、資産が簿価と時価のズレがあることを調べて、簿価では現れない資産価値が会社にあることを株価は織り込んでいないので割安と判断することが多いです。
割安株投資の株価分析である株価の織り込み度合はPBRを使います。
業績バリューと資産バリューで株価の織り込み度合の確認の仕方が違います。


まず業績バリューについて説明します。
当期純利益から配当総額や株主優待の費用などを引くと会社に残る額になりますので、それが純資産として増加する分になります。
会社が毎年利益を計上していれば、その利益から配当などを引いた分が純資産として毎年増加するので会社の資産は上昇し、会社の将来的な資産価値も上昇します。
その将来的な資産価値を株価が織り込んでいないと判断すれば、業績バリューとして投資対象になります。
ROEは純資産に対して利益を表したものですので、配当分を含んではいますが純資産の増える割合を表したものです。
ROEが高ければ当期純利益が多くなりますので、純資産の増え方も早くなります。
すなわち、ROEが高いと純資産が増える速度が速く、将来的な資産価値が高いので、数年先を織り込む株価は高いPBRが許容されます。
株価が何年後までの資産を織り込んでいるか、不確定要素を割り引いて考えてPBRがどれぐらいになるかは、ROEとPBRの相場によってわかります。
実際の銘柄をいくつも見るとROEがどれぐらいだとPBRが何倍まで許容されているかの相場を知ることができます。
その相場を知れば、ROEに対して相場よりPBRが低い銘柄は割安と判断することができ、割安株投資の対象になります。


次に資産バリューについて説明します。
貸借対照表で公開されている資産を株価が織り込んでいないのであれば、PBRは1倍割れになります。
業績が赤字の場合は、将来的に資産が減ることを考えるとPBR1倍割れは当然です。
毎年黒字であって、将来に業績が悪くなるなどの不確定要素を割り引いて考えると、PBRが大幅に1倍割れでないと割安とは言えません。
ただPBRが大幅に1倍割れでも、次に説明する簿価と時価のズレで簿価より時価が小さくなっている場合は割安ではありませんので注意が必要です。
資産を株価が織り込んでいないことは少なく、多くの資産バリューは簿価と時価のズレを株価が織り込んでいないことです。
土地や有価証券などは値動きがありますが、事業用に買った土地や有価証券などは帳簿上では買った価格が記載され、実際の価格は貸借対照表に記載されていません。
土地や有価証券などの値段が動くと時価と簿価に差が出ますが、簿価に対して時価が大きくなっているときに、貸借対照表の資産よりも大きな資産を持っていることを株価が織り込んでいなければ割安と判断します。
時価と簿価の差は有価証券報告書を確認するとわかることが多いです。
例えば、上場廃止になったHCSホールディングスの2023年3月期の有価証券報告書です。
投資有価証券の簿価は1億3800万円程ですが、時価は6億4900万円程になっており、大きく値上がりしています。
このように簿価と時価の差を知ることができます。
ROEとPBRの関係は安い必要はなく、相場より高くなければ問題ありません。
簿価のPBRは相場相当でも、時価に直した時のPBRがかなり安い必要があります。
株価が資産を織り込んでいなければ割安と判断して、割安株投資の対象になります。
ファンダメンタルを一目できる情報でROEとPBRを確認するだけでは判断できず、有価証券報告書を確認する必要があります。


実際にファンダメンタルを一目できる情報で確認します。
8059第一実業の会社四季報などに記載されている過去5年間の業績、今期の会社予想、配当、キャッシュフローです。
ROEは毎年10%前後あり、今期も9.5%の予想になっていますが、PBR1.2倍です。
PBR1倍超えていますが、業績バリューの可能性はあります。
業績バリューで考えると、今の相場でROE10%であればPBR2倍弱ぐらいある銘柄が多いですが、1.2倍なので多少の割安度があると判断できます。
もし見直し買いが入れば50%ぐらいの上昇が期待できますので、そのリターンで良いと思えば投資候補になる可能性があるとして、他の分析を行う必要があります。


もう1銘柄実際にファンダメンタルを一目できる情報で確認します。
9632スバル興業の会社四季報などに記載されている過去5年間の業績、今期の会社予想、配当、キャッシュフローです。
ROEは毎年10%以上あり、今期は8.5%と少し落ちる予想になっていますが、PBR0.3倍です。
PBRは大幅に1倍割れしているので資産バリューの可能性もありますし、業績バリューの可能性もあります。
資産バリューで考えると、毎年黒字を出しており、EPS200円台に対して配当は100円未満ですので、資産が減っていく会社ではなさそうです。
ファンダメンタルを一目できる情報ではわかりませんが、簿価と時価のズレによって貸借対照表での資産より減っている可能性もありますので、注意が必要です。
有価証券報告書で調べる必要はありますが、資産バリューとして投資候補になる可能性があります。
業績バリューで考えると、今の相場でROE10%であればPBR2倍弱ぐらい、ROE8%としてもPBR1倍ぐらいある銘柄が多いですが、0.3倍なので割安度があると判断できます。
もし見直し買いが入れば3倍以上の上昇が期待できますので、投資候補になる可能性があるとして、他の分析を行う必要があります。


このように株価分析、収益分析で割安株投資に該当する銘柄を見つけたら、「ゼロから始めるファンダメンタル分析 財務分析編」の動画で説明した財務分析を行う必要があります。
ファンダメンタル分析に必要な株価分析、収益分析、財務分析の3つの分析で投資できると判断できれば、私が第1段階の分析と呼ぶファンダメンタルを一目できる情報での分析は終わりです。
投資するには業績バリューはROEを含む業績の分析、資産バリューは有価証券報告書で資産の分析が必要ですが、投資する時は割安で買って割安でなくなったら売りますので、PBR が安い状態で買って、割安が是正されてPBRが相場並みになったら投資の条件から外れて売りますが、それまではホールドします。
割安とはっきりとしたホールドする理由があるので、日々の株価の上下に惑わされずホールドすることができます。
下降トレンドなどテクニカルで株価が下がることもありますが、トレンドを確認して投資するようにすれば事前に防げます。
割安に放置されていますので、横ばいトレンドか下降トレンドになっている可能性があります。
もし下降トレンドで割安になっているのであれば、キャピタルロスになる可能性があるので、トレンド転換するのを待った方が良いです。
横ばいトレンドの安いうちに買って、見直し買いが入るのを待つのが一番キャピタルゲインを期待できます。
横ばいの間はエネルギーを溜めている状態で、横ばいが長い方が上昇トレンドになると大きく上に行きやすいので、横ばいが長いのがベストです。
もし見直し買いで上昇トレンドになったのであれば、初動でない限り割安でなくなってしまっている可能性もあります。
もうすでに上昇トレンドになっている状態で割安な銘柄を見つけた場合は、まだ割安なのを再確認して、短期的な下降トレンドを狙うのが良いです。
長期トレンドは上昇トレンドですが、短期的に下降トレンドになっているときは押し目買いのチャンスです。


割安株投資に該当するかの判断と最適なトレンドについて説明しました。
ホームページでは、ファンダメンタル分析が学習しやすい環境を整えています。
ファンダメンタル分析を学びたい方は、概要欄からホームページにアクセスしてチェックしてください。
今回の内容をもっと詳細に説明した動画は、概要欄にリンクを設けていますので、よろしければご覧ください

前の動画  動画一覧  次の動画