「株の取引き」について説明します。
株はどこで売っているか知っていますか?
証券会社と思っている方も多いのではないでしょうか。
証券会社は取り次いでいるだけで、正確には証券取引所です。
どのような証券取引所があるでしょうか?
一番有名な取引所は東京証券取引所、略して東証です。
他にも、札幌証券取引所、略して札証、名古屋証券取引所、略して名証、福岡証券取引所、略して福証があります。
株式会社の株がそれらの取引所で売買できるようになることを上場と言います。
世の中で上場している株式会社は極一部であって、証券取引所に上場が認められないと証券取引所で売買できません。
株を売買する際は証券取引所に直接注文を出すのではなく、取り次いでくれる証券会社に注文を出します。
自分が口座開設している証券会社がどこの取引所に対応しているかで売買できる銘柄が決まります。
中でも東証が主な証券取引所で、どこの証券会社でも東証の銘柄は売買できます。
東証には、プライム市場、スタンダード市場、グロース市場があり、それぞれの市場で上場基準はありますが、売買するのは同じように取引できます。
東証の取引時間は9時〜15時で、11時30分〜12時30分が昼休みです。
9時〜11時30分を前場と言い、12時30分〜15時を後場と言います。
前場や後場の始まる時間を寄付き、終わる時間を引けと言います。
また、前場の寄付きを前場寄り、後場の寄付きを後場寄り、前場の引けを前引け、後場の引けを大引けと言います。
各銘柄には4桁の数字または3桁の数字と末尾にアルファベットの証券コードが割り当てられています。
銘柄を検索する際には、証券コードまたは銘柄名で検索することができます。
売買注文には2種類ありますが、何があるかわかりますか?
指値注文と成行注文があります。
指値注文は自分の希望する金額で注文が出せるけれども、売買が成立するかどうかはわかりません。
買い注文を出した場合、その指した値段で売りが出てこないと売買が成立しません。
ちなみに、売買が成立することを約定と言います。
それに対して成行注文は、値段はいくらでも良いから約定させたい場合に出す注文です。
例を挙げて説明します。
このように金額と注文数を表した物を板と言います。
右側に並んでいる数字が買い注文の株数、左側に並んでいる数字が売り注文の株数です。
119円で買い注文が600株、118円で買い注文が300株、120円で売り注文が200株、121円で売り注文が300株あることを示しています。
119円の買い注文が約定するためには、119円で売り注文が出てこないと約定しません。
買いたい人と売りたい人の値段が一致しないと売買は成立しないのです。
119円で買いたいと思っても、119円で売ってくれる人がいないと買えないってことです。
どうしても買いたければ、120円なら売りたい人がいるので120円で買うか、119円で売ってくれる人が現れるまで待つしかありません。
買いたい人と売りたい人が一致せず、注文が約定するのを待っている数を表したものが板です。
売買できる最低単位を単元株と言い、上場銘柄のほとんどが100株なので、この板の注文数の下2桁が00になっています。
もし、この銘柄を120円で指値する場合、最低いくら必要かわかりますか?
単元株100株なので、120円×100株で12000円必要です。
では、この板で1000株成行買いした場合、どのように約定するかわかりますか?
成行は値段に関係なく約定を優先するので、120円で200株、121円で300株、122円で200株、123円で300株約定して、123円で200株の売り注文が残ることになります。
先ほどの例で、もし成行ではなく、120円の指値で1000株買い注文を出した場合は、どうなるかわかりますか?
120円で200株約定して、120円で800株買い注文が残ることになります。
その後、120円で800株以上の売り注文が出れば1000株すべて約定しますが、売りが出なければ約定せずに1000株買えないことになります。
また先ほどの例に戻り、もし指値を120円でなく119円で指した場合は、どうなるかわかりますか?
すでに買い注文で出ている600株の後ろに並ぶことになります。
119円の買い数量が1600株となり、600株までは売り注文が出ても事前に注文出していた人が約定するので自分は約定せず、700株目からの売り注文で約定することになります。
1000株すべて約定するためには、119円で1600株の売りが出ないと1000株すべて約定しません。
このように金額より約定を優先する成行注文と、約定より金額を優先する指値注文があります。
安く買いたい、高く売りたいだったり、確実に買いたい、確実に売りたいだったり、目的に応じて注文を使い分けましょう。